AIに相談するときのテンプレート10選——フレームワーク別・そのまま使える聞き方

AIに相談するとき、いちばん困るのは「どう聞けばいいか分からない」ことです。
そんなときに使えるのが、ビジネスで昔から使われてきたフレームワークです。考える型が決まっているので、質問の形にしやすく、AIも整理された答えを返しやすくなります。
ここでは、このサイトの物語で実際に登場した10のフレームワークについて、コピーしてそのまま使える聞き方を紹介します。

01

SWOT分析——自分の強みと弱みを棚卸しする

強み・弱み・機会・脅威の4つに整理する定番。転職や事業の見直しなど、現在地を確認したいときに使います。

私は【立場・職種】です。【状況】という環境にいます。
私の強み・弱み・外部環境の機会・脅威をSWOTで整理してください。
そのうえで、強みを活かして機会をつかむ具体策を3つ挙げてください。

→ 物語で読む:百獣の王、AIに「草を食え」と論破される。

02

3C分析——顧客・自社・競合を並べて見る

誰に、何を、どんな相手と競って届けるのか。企画や商品を考えるときの出発点になります。

【商品・サービス】について3C分析をしてください。
顧客(Customer)/自社(Company)/競合(Competitor)の順に整理し、
最後に「自社だけが提供できる価値」を一文にまとめてください。

→ 物語で読む:千利休、AIの正論プレゼンに絶望する。

03

5フォース——その市場で戦う価値があるか

競合・新規参入・代替品・買い手・売り手の5つの力から、業界の構造を読みます。参入判断に向いています。

【業界名】の構造を5フォースで分析してください。
そのうえで、この業界を別の切り口で定義し直した場合に
力関係がどう変わるかも検討してください。

→ 物語で読む:二郎系ラーメン店、AIに「全部乗せは非合理」と論破される。

04

PEST分析——時代の風向きを読む

政治・経済・社会・技術の4つで外部環境を見ます。数年先を考えるときに使います。

【業界・地域】を取り巻く環境をPESTで分析してください。
特に、今後3年で最も影響が大きいと思われる変化を1つ選び、
その理由と備えるべきことを教えてください。

→ 物語で読む:織田信長、AIに「桶狭間は勝率2%」と止められる。

05

VRIO分析——その強みは本物か

価値・希少性・模倣困難性・組織の4条件で、強みが長続きするかを判定します。

私(当社)の【スキル・資産】をVRIOで評価してください。
模倣されやすい項目があれば、どう補強すればよいかも提案してください。

→ 物語で読む:錬金術師、AIに「鉛は金にならない」と論破される。

06

バリューチェーン——価値がどこで生まれているか

工程ごとに分解して、どこで価値が生まれ、どこに無駄があるかを見ます。業務改善の前に使います。

【業務・サービス】の流れを工程ごとに分解してください。
各工程が「何の価値を生んでいるか」を明記したうえで、
削ってよい工程と、削ると価値が壊れる工程を分けてください。

→ 物語で読む:水戸黄門、AIに「最初から印籠を出せ」と提案される。

07

ECRS——業務の無駄を減らす4つの順番

なくす・まとめる・入れ替える・簡単にする。この順で検討するのが効率化の定石です。

【業務名】の手順を書き出しました:【手順】
ECRSの原則で改善案を出してください。
ただし「安全・品質・信頼」に関わる工程は削減対象から外してください。

→ 物語で読む:飛脚、AIに「その走りは非効率」と指摘される。

08

空・雨・傘——事実と解釈と行動を分ける

「空が曇っている(事実)→雨が降りそう(解釈)→傘を持つ(行動)」。判断の筋道を点検する型です。

次の状況について、事実・解釈・行動に分けて整理してください:【状況】
特に「解釈」の部分に、他の可能性がないかを検討してください。

→ 物語で読む:盆踊り、AIに「同じ振りの繰り返しは非効率」と指摘される。

09

シナリオ・プランニング——複数の未来に備える

ひとつの予測に賭けず、いくつかの未来を並べて、それぞれで何が起きるかを考えます。

【判断したいこと】について、3つのシナリオ(順調/横ばい/最悪)を作り、
それぞれの場合の結果を比較してください。
最悪のシナリオで回復不能な損失が出る選択肢があれば、明示してください。

→ 物語で読む:三匹の子ぶた、AIに「レンガは過剰投資」と試算される。

10

ロジックツリー・MECE——モレなくダブりなく分解する

問題を枝分かれさせて整理します。分解の「軸」の選び方で結論が変わるのがポイントです。

【課題】をロジックツリーで分解してください。
分解の軸を2通り用意し、それぞれで見える結論の違いを比較してください。

→ 物語で読む:ガラケー、AIに「買い替え時です」と宣告される。

使うときの注意:型は答えではなく、問いの入れ物

フレームワークは考えを整理する枠であって、正解を出す機械ではありません。物語の中でも、AIが正しくフレームを使ったのに的外れな結論を出す場面が何度もありました。原因はいつも、枠に入れる前提が足りなかったことです。

テンプレートを使うときは、最後にひと言足してください。「この分析で見落としている観点はありますか」。ここから会話が始まります。

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